いいやま住んでみませんか? 長野県飯山市移住定住ブログ

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旬の野菜だからおいしくてヘルシー! 飯山の郷土料理を作って味わう交流会

お米と野菜がおいしい飯山。新米と一緒に味わいたい飯山の秋の野菜といえば、野沢菜をはじめ、信州の伝統野菜にも認定されているサトイモ「坂井芋」や「常盤牛蒡(ときわごぼう)」があります。

飯山の食文化の伝承や農村生活の発展を目的とし、10月下旬に開催された「ふるさとの味交流会」。主催したのは、市内の複数の女性グループで組織された飯山市農村女性団体連絡会。地元の旬の食材を使った郷土料理講習会の後、市長も参加して昼食懇談会が行われました。5月に東京から飯山市に移住した地域おこし協力隊Rも参加してきました。

おいしく体にもいい“ふるさと薬膳”

料理講習会の特別講師は、戸狩温泉「四季彩の宿かのえ」の女将、庚久美さん。
おいしく体にもいい“ふるさと薬膳”をテーマにしたメニュー「味噌風味のサトイモご飯」「切り干し大根とそば粉のてんじょう焼き」の2品を教えていただきました。

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庚さんが常備しているという、いろいろな野菜を30~60分ほど煮込んで一晩おいた野菜のスープ「べジブロス」を、水やお出汁の替わりに使って調理します。

ねばりが脳を活性化!「味噌風味のサトイモご飯」

「味噌風味のサトイモご飯」は、サトイモのぬるぬるしたねばりが脳を活性化させるという一品。発酵食品である味噌や、ちりめんじゃこも入れて栄養バランスもばっちりです。

サトイモは、“信州の伝統野菜”として長野県に認定されている飯山市木島地区坂井集落で栽培されている在来品種「坂井芋」。ねばりが強く、味が濃いのが特徴とのこと。

炊飯器に味噌を入れて溶かし、食材を入れてスイッチオン。炊きあがると味噌の存在感は控えめになり、調和のとれた味になりました。

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ささっと作れる「切り干し大根とそば粉のてんじょう焼き」

「切り干し大根とそば粉のてんじょう焼き」は、水で溶いたそば粉に、さっともどした切り干し大根とねぎ、くるみを加え、食べやすい大きさに焼いたものです。

てんじょう焼きは、ささっと作っておやつに食べたりする料理で、普通は小麦粉を使うそうですが、今回は長野らしい食材使って…ということで、そば粉に変更。

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ピリッと辛いぼたんこしょう麹をつけていただきます。実はそば粉は身体を冷やす夏の食材なのですが、身体を温める効果がある辛味を追加することで、秋にふさわしい料理となるそうです。

他にも具だくさんの「けんちん汁」を作り、三品完成です!

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さらに、野菜が余ったので急きょ作ったゴボウとニンジンのサラダや、連絡会のメンバーが持ち寄ったお惣菜がテーブルに並べられました。

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地元で採れた旬の野菜がたっぷりの、ヘルシーでおいしいふるさとの味をいただきながら、足立市長や市役所の農林課の職員、数年前に飯山に引っ越してきて家庭菜園を始め、今では道の駅に野菜を納品するまでになったという移住者の方も交えて、昼食懇談会がスタートしました。

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飯山で食べ継がれてきた郷土料理は、飯山だけでなく日本人のふるさとの味でもあるかもしれません。飯山を訪れる人のために、このようなお惣菜を好きなだけ食べられるバイキング形式の食堂を作ってみてはどうか? などといったアイデアも飛び出しました。

そして、“信州の伝統野菜”に認定されている「常盤牛蒡」を加工したゴボウ茶やチップスも紹介されました。ゴボウ茶はあっさりしていて飲みやすく、チップスはうまみが凝縮されていておいしい!

東京にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」でも販売されているそうですよ。

飯山のおいしいお米と野菜は、厳しくも豊かな自然の恵み。参加されていた農家のお母さん曰く「めんどくさいことを毎日やっている」農家のおかげで、わたしたちは昔から食べ継がれてきた郷土料理を今もいただくことができるのだなぁ、と思いました。

ごちそうさまでした!

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四季彩の宿かのえ|戸狩温泉 長野県


 

紅葉のなべくら高原を散策、餅つきを体験:飯山市百姓塾11月講座[2]

百姓塾11月講座2日の朝、なべくら高原方面へ出かけました。橋から見下ろす山の紅葉がきれいでした!

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グリーンツーリズムの拠点施設「なべくら高原 森の家」では、落ち葉が敷き詰められた遊歩道を散策しました。

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この夏、JR東日本「大人の休日倶楽部」の、テレビCMロケ地にもなっていた森の家。吉永小百合さんがヨガをしていたブナ林で記念写真をしました。

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石臼で餅つき体験。つきたてのお餅をいただきます

宿に戻って昼食の準備のお手伝い。餅つきが始まりました。石臼でお餅をつきます。

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つきたてのお餅とあずきあんであんころ餅を作ります。
昼食の雑煮にもお餅を入れました。

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来年の5月から、いいやまで月1回の田舎暮らし体験をはじめてみませんか?

以上、2017年の飯山市百姓塾のレポートは、5月に東京から飯山に移住してきた地域おこし協力隊Rがお送りしました。

百姓塾で稲作や野菜作りをひと通り体験し、自分たちで手植えした苗が成長して稲穂が実る様子を日々観察し、一粒の種から大きく成長した野菜を自分の手で収穫して手間ひまをかけて調理する、という体験を通じて、あらためて食べ物のありがたみを知り、農家の苦労を少しではありますが実感することができました。

来年2018年の百姓塾は、5月からスタートの予定です。

すでに飯山に移住された方や、リピーターの方々もいらっしゃる百姓塾。また来年も参加者のみなさんにお会いできることを楽しみにしています。

また、長野県や飯山市への移住を検討されている方や、楽しく気軽に農業や田舎暮らしを体験してみたい方など、新たに百姓塾に参加されたい方も、スタッフ一同お待ちしています!

百姓塾に参加して、仲間を通じて仕事や家を見つけた方もいらっしゃいます。来年の5月から飯山で月1回、1泊2日の田舎暮らし体験をはじめてみてはいかがでしょうか?

2018年の百姓塾の詳細は、決まり次第お知らせします。

 

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