お花がいっぱい「いいやま花フェスタ」で、コケ玉作りを体験!
飯山では毎年、春は「菜の花まつり」、そして秋には「花フェスタ」という花にまつわるイベントが開催されています。今回は花フェスタでコケ玉を作ってきたレポートをお届けします。
移住定住推進課に身を置く地域おこし協力隊Rは、飯山市に移住してもうすぐ半年になります。東京から引っ越す際に持ってきた植木が、春から夏にかけて今までとは見違えるように成長して驚きました。
「北信は湿気があるので、雑草もぐんぐん成長するんだよね」と、同じく北信の栄村から引っ越してきたご近所のおじいちゃんが言っていました。ほかにも、空気や水の良さもあるのかな、と思っています。
秋の飯山をお花でおもてなし「2017寺町花街道 いいやま花フェスタ」
20余りの寺社があることから「寺の町」とも呼ばれる飯山。仏壇・仏具店が軒を連ねる飯山市の愛宕町雁木通り、通称「仏壇通り」にて、「2017寺町花街道 いいやま花フェスタ」が10月14・15日に開催されました。
市民が持ち寄ったたくさんの花や草木のアレンジメントが、訪れる人々をおもてなししていました。
こちらは花フェスタに展示するために、事前に行われた講習会で作られたコケ玉作品です。赤い実がかわいらしいですね。
コケ玉作りは体力勝負!? 土づくりが肝心です!
コケ玉作りの講師は、飯山市でお花屋さん「サンフラワー」を営む中澤諭さん。
中澤さんによるとコケ玉の作り方はいろいろとあるようです。今回は本格的に、数種類の土(ケト土、赤玉の大粒と小粒、黒土)をブレンドして作りました。
いちばん上のかたまりが「ケト土」。水辺の植物が粘土状に変化したものです。保水力があり、乾くと硬くかたまるのだそう。
まずは土をボウルに入れてこねます。この作業は力が必要! 指先ではなく、手を握ってグーにして、ぐいぐいこねます。
ごろごろしている赤玉はつぶしてケト土にまぜこみます。小石などが入っていたら取り除きましょう。土が全体的になめらかになったら、平べったい円形にします。
…なんだかここまでは料理教室みたいですね。
お好みの草木を鉢から出し、軽くふちをほぐして土の上に。根の部分を土で包み込むようにして、球体にしていきます。土がひび割れやすいので要注意です。
ここまでできたら完成までもうすぐです。やっとコケが登場しました。
コケを広げて土に貼りつけてなじませ、ワイヤーでぐるぐる巻いて固定させたらできあがりです。
こちらが、完成したカエデのコケ玉。ちょっと紅葉していますね。
水やりは、2~3日に一度、バケツに張った水に浸けてやるといいそうです。
ちなみに今回使った「ハイゴケ」は、寒さや雪にも強いそうなので、これから迎える飯山の冬を、ベランダで越冬させてみようかと思います。
◆「いいやま花フェスタ」の情報はこちら(飯山市まちづくり課のお知らせページ)