斑尾高原「かのやまテラス」で眺望と涼風を楽しむ/夏野菜収穫:百姓塾2018年8月
農的な田舎暮らしを体験できる飯山市「百姓塾」。今年4回目となる8月講座を4〜5日の週末に開催しました。
1日目は「斑尾高原で自然体験」がテーマ。この夏に斑尾高原にデビューした「かのやまテラス」に向かいます。
斑尾高原から日本海が見えるかも⁉ リフトに乗って「かのやまテラス」へ
唱歌「ふるさと」で ♪うさぎ追いし かの山~と歌われているのが、飯山市と信濃町にまたがる斑尾山です。
冬はスキー客でにぎわう斑尾高原には、20以上ものトレッキングコースがあり、春から秋にかけては高原や森を歩いて楽しむことができます。
斑尾高原スキー場の4人乗りリフトに乗って「かのやまテラス」に向かいます(リフト料金は往復で大人 1,200円/子供 800円。10月28日まで営業予定。8月20日以降は毎週土日・祝日営業)。
リフトを降りると「涼し〜い!」
かのやまテラスがあるのは標高1,200メートル。下界の蒸し暑さを忘れさせてくれるさわやかな風が吹いていました。
絶景ポイントがいろいろ!
マップを見ると、千曲川や飯山の街並みが望める千曲川デッキや、日本海も望める日本海デッキなどがあるようです。これらをめぐる1周コースは約700メートルで、気軽に歩けそうな距離です。
さらに登山道を登れば、北信五岳や北アルプスが望める絶景ポイントや、斑尾山頂までも行くことができるそうですよ。
今回ガイドをしてくれたのは門田美代子さん。25年前に飯山市に移住して、斑尾高原でペンションをやっていたそうです。現在は引退してトレッキングガイドなどをされています。
この日は残念ながら空がうっすらとかすんでいて、日本海までは見えませんでしたが、なかなかよい眺めでリフレッシュできますね。
あちこちに群生しているピンク色のヤナギランも華やかできれいでした。
散策の途中で、ガイドの門田さんお手製のじゃがいものスイーツがふるまわれました。ハーブやお花が添えられてかわいらしい!
抗菌作用のある笹の葉をカップにしてくるんであります。笹寿司や笹餅など、いいやまでは笹がよく使われていますが、こんな風にも使えるんですね。
この後 「まだらおの湯」に立ち寄り、夕食は百姓塾の畑で育った新鮮野菜をふんだんに使ってバーベキュー大会が行われました。
斑尾高原 関連リンク
じゃがいも、トマト、ナスに枝豆…雨不足の畑で夏野菜の収穫
ここ1か月ほど、飯山ではまともに雨が降っていませんでした。畑の土はカラカラに乾燥して、歩くと土埃が舞うほど…。
そのおかげでちょっといいこともありまして、ジャガイモは土が落としやすく、らくらく収穫できました。
茹でるとそうめんのようになることから「そうめんかぼちゃ」と呼ばれる金糸瓜も収穫。ずしっと重いです。
夏野菜の定番トマト、ナス、ピーマンをはじめ、枝豆やカボチャなども収穫。雨不足だった割にはよくできていました。収穫した野菜は参加者のみなさんで分けて持ち帰っていただきました。
青竹を割るところからが「流しそうめん」がスタート!
畑作業の後のお昼ごはんは、夏の定番⁉「流しそうめん」です。事前に調達しておいた青竹をなたでふたつに割り、節を金づちで叩いて落とします。
畑で使っている支柱で作った脚に乗せて完成。記念写真もそこそこに、さっそくいただきましょう!
そうめんを流すのは冷たい湧き水。最初は大人もはしゃいで食べていたのですが、この日は暑すぎて早々に日陰に入り、流れないそうめんを食べる…という事態に。
以上、記録的な暑さの中、夏らしいイベントを楽しんだ2018年8月の百姓塾4第回講座レポートでした。