いいやま住んでみませんか? 長野県飯山市移住定住ブログ

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夏野菜を収穫してバーベキュー:飯山市百姓塾8月講座[1]

農的な田舎暮らしを体験できる飯山市の「百姓塾」。第4回講座を8月5〜6日に開催し、13名の方々にご参加いただきました。

1日目は夏野菜の収穫からスタート。じゃがいも、トウモロコシ、ピーマン、なす、かぼちゃなどを採りました。

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女衆(おんなしょ)は、手で土をかき分けてじゃがいもを掘り出します。大きいのから小さいのまで、さまざまなサイズが土の中から出てきましたよ。

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種として植えた芋は、皮だけの姿に…。みんなで種芋に「おつかれさまでした! 」と、声をかけてしまいました。

 

男衆(おとこしょ)は、小動物からの保護用ネットを外してトウモロコシを収穫。跡地には大根を植えることにしました。

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こちらは見た目も涼しげなきゅうりのトンネル。

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蒸し暑いため作業もそこそこにして、湧き水で冷やしたスイカとメロンで休憩タイムです。

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斑尾高原の「まだらおの湯」でリフレッシュした後は、新鮮野菜をバーベキューでいただきます。

トウモロコシは「ピュアホワイト」という品種を収穫しました。今年は天候のせいでちょっと小ぶりだったようですが、かなり甘かったです(ちょっと焼きすぎました)

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採りたての新鮮野菜。しかも自分たちで収穫したものとなれば、おいしさもありがたみも倍増ですね!

すでに飯山市に移住者した方々も交えて、いいやま暮らしの話で盛り上がったバーベキューでした。

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日も暮れてピンク色に染まる西の空。すっかり暗くなると、近隣の北竜湖や木島平村で打ち上がる花火を見ることができました。

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来月9月の百姓塾は、秋野菜の種まき、りんご狩り、豊作を祈る秋祭りの見学など盛りだくさんの内容で予定しています。

「飯山ふるさと案内人」のガイドさんと寺めぐり

飯山市に移住して3か月弱。地域おこし協力隊のRです。

寺院や神社が20あまりあることから「寺の町」とも言われる飯山。

先日「寺めぐり遊歩道」を歩きながら、観光ガイド「飯山ふるさと案内人」の方に、お寺を案内してもらいました。

地元に精通したガイドさんと一緒だと、自分で歩いた時は気がつかなかった、興味深い物やスポットを発見することができました。いくつかご紹介します。

一本杖スキーと「妙専寺」

まずは「妙専寺」へ。ガイドの谷澤丞(やざわすすむ)さんは、16年前に「土臭い生活がしたくて」京都府宇治市から飯山に移住してきたそうです。

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お寺には長い棒を一本持った男性の銅像がありました。「これ、一本杖スキーなんです」と谷澤さん。以前見た時は気がつかなかったのですが、足元を見るとスキー板をはいていました。

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妙専寺の第17代住職は明治時代に、日本にスキーを伝えたレルヒ少佐から一本杖スキーを習い、飯山に広めた人物なのだそうです。そのため飯山は、長野県のスキー発祥の地になったのだとか。

そういえば、飯山市のマンホールのフタにデザインされた子どもたちも、一本杖スキーをしているということに気がつきました。

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実はこれ、市内に1枚しか設置されていない貴重なカラーのフタです。飯山駅千曲川口エントランス付近にあります。見つけたらいいことがあるかもしれませんよ。

大賀ハスが咲く「奈良沢蓮田」

次のお寺に向かう途中、住宅街に一面の蓮田が現れました。

奈良沢蓮田には、道行く人に楽しんでもらえるようにと、数種類の蓮の花が植えられています。

大賀ハスのピンク色が、かわいらしいです。

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ほかにも、季節のさまざまなお花が目を楽しませてくれました。

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アートな水石「正受庵」

松代藩真田信之の子と伝えられ、飯山城で生まれ育った正受老人(道鏡慧端)が終生を過ごした「正受庵」。座禅道場としても有名です。

風情ある茅葺屋根の本堂の傍らには、独特の存在感を放つ「水石」が置かれていました。

まるで現代アートのようですね!

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別のアングルからも。見れば見るほど興味深いかたちです。

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修行に明け暮れ、さまざまな寄進なども断ったという正受老人が飯山藩主に所望したのが、この水石だったそうです。その気持ち、なんとなく分かるような気がしてきました。

正受老人は、「臨済宗中興の祖」と称され、禅宗史はもとより日本美術史においても高く評価されている白隠禅師の師としても知られています。そんな正受老人と白隠禅師にちなんだ展覧会が、飯山市美術館で開催されます。正受庵と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

飯山市美術館特別展『この人なくして白隠なし 正受老人と白隠禅師』  

 開催期間:2017年8月2日(水)〜9月10日(日)

 

信州デスティネーションキャンペーン期間中、飯山ふるさと案内人による、おひとりさま500円のガイドツアーを実施。当日参加OKです。

www.iiyama-ouendan.net

 

「飯山ふるさと案内人」について詳しくはこちら